恋のドレスと黄昏に見る夢

待望の続刊です。


いきなりですが…、
こんなにやさしい物語を私は他に知りません。かわいらしくて、醜い。でもやさしい。

物語に流れる空気が、感じ取れる事のよろこびを知ることが出来ます。

恋愛に興味がないひとも、無条件に引き込んでしまう程の魅力を持っていると、確信します。



…つまり、とっても！オススメだと言うことです(笑)




…感想いきまーす↓




アディル嬢、やはり女の子なのです。誇りに負けて姿を隠していてもまだ十代の、思春期の女の子。

好きな人にすがったっていい。想いが叶えられないなら死んでしまいたくなるのだって、女の子だったら当たり前の感情。

ただそれが、ドレスの力で歯止めが効かなくなってしまったと言うこと。


完璧な"アディル様"より、感情のむき出しになった彼女のほうが私は好きです。

まあかといって、彼女の恋が応援できる訳ではないのですが…(笑)

クリスも、やっと欲が出てきたなぁと思います。
声が聞きたいとか会いたいとか。

シャーリーは常に気持ち丸出しでしたけどね(笑)


そうやって少しずつでいいから、心の中を私達に見せて欲しいと思います。