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本の感想。ラノベ率九割九分九厘。
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映画を観て、読みました。


予想を遥かに越えてました。



人によって、印象がとても別れる作品かもしれません。でも絶対読んで損はしない。そして草薙の様に空を感じたいと思うはず。


戦闘機の専門用語や『キルドレ』のこと、時代設定やこのお話の中での「戦争」の意味と役割。

そういうものがわからなくても自然と入ってくる、正に「感じる」小説なのだと思いました。


私は先に映画を観ていたので、そう思ったのかも。



白いです。漂白剤を使ったシーツみたいです、イメージが。


そして見えにくいけど確かに、どうしたって取れないシミもある、みたいな感じ。


それが快晴の中干されていて、時々風が吹いて軽くはためくんだけれど、洗濯ばさみに邪魔されて決して空を自由に旅できない。


でも風に乗れたって一瞬だけで、すぐ地面に落ちて泥だらけ。


それをわかってるからいつまでも洗濯ばさみに繋がれてる。とか。


つたない自分の脳みそでは、そんなイメージしかわいてきませんが。



リアルだけどモノクロのような。もしかしたら同時に存在している別世界の事なのかもしれない、とか。



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アリソン、可愛い!!







ヴィルも、可愛い!!







お話は重いテーマでもあるのに、それ以上にお話の作り込みが素晴らしく好みで、一巻を読んだら絶対次が読みたくなる。





アリソンも、今時のツンデレキャラなのかな、と思っていたのですが、全然そんなことはなく、良い意味で予想を裏切られました。





理不尽な暴力を振るうわけでもないし、相手を蔑んで呼んだり、いきなり怒鳴り付けるわけでもない。





少し強引で、でも幼なじみの枠から飛び出せない自分とヴィルにもどかしさを感じている。








ヴィルのほうは、そんなアリソンに振り回されているのかと思えば、その頭脳や射撃の腕でアリソン以上の活躍をしてたり。



今流行りの、超人と凡人とかいう構図ではなく、ちゃんと対等な関係なんですね。そしてそこが良い。



かなりおすすめのシリーズです。





最終巻です、ついに。


もう可愛い可愛いマリアンナさんに会えなくなるんだ…と思うと、とても悲しい。


マルタとマリアンナさんのこれからの生活を見届けられないのも悲しい。(つーか悔しい!)


マルタ達をみてると、女とか男とか本当に関係なく思えてきて、同性愛とかに全く興味がない私でもちょっぴりほだされました。

マルタの感情があまりに真っ直ぐ突き抜けていて。


よく、『愛だけじゃ生きていけない』という様な言葉を聞きますが、こんなふうに愛せたら、また愛してもらえたら、多分もうそれだけで生きる力になるし、実際なんとか生きてゆけそうな気がします。



『馬鹿者! ばかもの! ばかもの!! 年上だなんだと、私の本当の年も知らないだろうが! 本当は男かもしれないだろうが!』


『うん。でもバーチ、あんたならおばあちゃんでも、おじいちゃんでも、男でもなんでもいいんだ。 だってあんたはたったひとり。 この広い世界で、長い時間で、永久にたったひとりだけなんだ。 あんたを愛してるんだ』





…実際、こんな事言ってもらいたいとは思いません。だって並みの男に言われても、きっとうすら寒くなるだけ。
「自分で言ってる意味、ちゃんと理解して、覚悟してから口に出してくれてるの?」みたいな(笑)



これはマルタだからいえる台詞でしょう、きっと。



そしてマリアンナさんにだから、そんな告白を『面倒くさい』と言えるんでしょう。


二人の物語は、きっと死んでからも続くんだろうな。


その時は、「地獄編」とでも銘打って、また野梨原さんにがんばってほしいなぁ。



…それまでは得意な妄想で寂しさを埋めときます(笑)





素敵な愛のかたちを、ありがとう!!













とりあえずランかジャックさん、どっちか私と結婚してください。




キャー待ってたよ、やくも!!と言うか神永せんせー!


ようやく続編です。八雲くんも晴香ちゃんも相変わらずで安心。八雲くんは毒舌が少しだけゆるく…なったかな?


晴香ちゃんのおかげですかコノヤロー。(にやにや)


んー美雪さん、しつこいっすね…。

でも彼女のこと嫌いではないです、なぜか。



それにしても、理不尽な暴力で無念の死を遂げる女性はどれ程居るのでしょうか。

何十年も何百年も、もしかしたら何千年も前から、続けられて来た忌まわしき悪習。それに涙し、叫び、苦しみながら亡くなった女性達の事を思うと鳥肌が立ちます。

私は経験したことが無いけれど、一応女です。本能のように恐怖と嫌悪を覚えます。聞いただけでも。

それでも、憎しみではなく愛情故に、本来恨むべきこの世に留まり続けた凛さんはなんて哀しいひとなんでしょうか。

男達には、憎まれて呪い殺される権利があったはずなのに。


そして自分の母の残酷な最期を目にした少年の歪みが、新たな悲しみの連鎖を引き起こすというのはこれ以上無い皮肉。


罪が罪を呼ぶ、と言うのは、まさしくこの事かと感じました。





…なんて、暗い気分にもなりましたが、八雲くんには晴香ちゃんや後藤さんの愛情があるし、帰る場所もあるので安心です。








八雲くんにはもうちょい笑って欲しいなぁ。


待望の六巻!マリアンナさんんん~!!


本の厚みは物足りなかったけど、中身は充実してたと思います。


個人的にマリアンナさんがかなり乙女モードだったのがすげー嬉しいっ。


そしてリッツくんが好きになりました。キミどんだけマルタの事好きなんだよ(笑)

もういっそ、マリアンナさんと三人で幸せな家庭でも築けばいいと思うよ。←願望!



次は最終巻だそうで…。もうミステリーじゃなくてラブロマンスで行って欲しいよどこまでも。


あ、でもリッツくんの体は心配なので、そこは安心させて欲しいなぁ。…ぶっちゃけカード戦争とやらにはキョーミありません(断言したよ)。マリアンナさんがしあわせで、マルタが楽しく生きていければ。




…どこまでも恋愛にしか興味ないな自分…。



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千世
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微々たる金と有り余る時間を、全て本に費やす日々。
そんなつもりは無いのに、ヲタクのカテゴリに片足を突っ込んでいる状態(現に本棚のラノベ率が非常に高い)。
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